夜明け前の散策
まだ日の出時刻の40分前ですが、コーラスは始まっています

第一回目のわくわく万探ツアー。午前3時半という集合時間でも、「それならむしろ、行ってみたい!」という熱心な方々が集まってくださいました。小中学生から大学の先生、国立公園にかかわる方まで、皆さんそれぞれ学ぶ目的をお持ちだったようです。

340分、ホトトギスのオスたちが「特許許可局」と鳴きながら、未明の空を飛び交っています。それにつられ、メスたちがついに「ピピピピピ」と発情の声を出します。すると、オスたちが興奮してメスを追い始めます。そんな様子が、真っ暗な空でも手に取るよう。

ホトトギス雌雄
ホトトギスのメス(左)、オス(右)

アカハラの第一声が聞こえると、急いで移動。無数のルリビタキ、コマドリ、クロジ、メボソムシクイが歌い始めています。まだ3時53分なのに…!

 

弦ヶ池にて
「オスがどの曲を歌っても、花嫁募集となわばり防衛の意味なんです」

ようやく周囲が明るみ、双眼鏡が使えるかなと思うころ、総勢20種類のコーラスは、もうまばらになっていました。

キャノピーの高さから
こんな場所なら、目線の高さでホオジロやオオルリも